新評価報酬制度4月施行要請に関する回答書
こんにちは、ニフティ労働組合 執行委員長 池田です。
1月20日に会社側から新評価報酬制度について4月施行を目指して協議するよう
要請がありこれまで協議を重ねてまいりました。
その検討結果について、臨時実行委員会において添付の回答書が機関決定され
ましたので3月8日に会社側へ回答いたしました。
協議を重ねていく中で、以下の点について確認ができ、また、ニフティ株式会
社が、今後も継続的に成長を続けるためには、これまでの成果や成功に甘んじ
ることなく、新たな価値を生み出し続けることが不可欠でありその実現に向け
ては、自らが物事を主体的に考え、勇気を持って新たな一歩を踏み出す人材を
タイムリーかつ適正に登用することができる制度を導入することが重要である
という考えに合意しております。
制度内容について、不安がある方もいらっしゃると思いますが、本案を見た組
合員の方からよい制度なのでどんどん導入すべき、という声も上がっておりま
す。ニフティ労働組合は長期にわたり雇用を維持することができ、総原資を維
持した上で、組合員に適切に配分されている制度であると確認できたため、条
件つきで、2012年4月1日からの導入を合意いたしましたことを、ここにご報告
いたします。
ニフティ株式会社に対する回答書を読んでいただければわかると思いますが、
・制度内容について完全にフィックスしているわけではない
・制度改善のために協議を行うこと
となり、制度のブラッシュアップは引き続き行われる点、そしてこの条件に
会社が合意するかどうかは別途協議を行ってまいります。
(協議で確認してきたこと概要)
・現制度で支給されている総原資を新制度移行後も維持できていること。
※組合員全員の(本給+職責給+京浜地域手当+住宅手当)総額
・これまで組合執行部行った組合員の皆さまとの意見交換において、G6に高
止まり傾向があることが指摘されており、今回の制度変更においてこの問
題点を解消していこうという意思があること。
・住宅手当を本給に含む件については、現状の既婚者/独身者に対する手当が
評価に応じて左右されてしまい適当でないことは認めるものの、全く新た
に住宅手当制度を検討した場合、現状もらえている大多数の組合員の皆さ
まが、新制度ではもらえない可能性が高くなる状況でした。
これらの状況を鑑みて、住宅手当を含めた総原資を維持できていることが
確認できており、住宅手当を一部の年齢層に配分することや、全撤廃する
不利益よりも、組合員の皆さまへ一律に配分されるメリットを享受できる
ことが確認できたこと。
また、社員寮については、現状と同じ条件で提供が継続されることが確認
できたこと。
(補足)
会社からは以前から手当ての支給は30歳まで、などの変更を打診されてき
ておりました。また、各社の住宅手当の支給要件などを調べたところ、30
歳未満であることや賃貸であることなどのさまざまな条件があり、当社の
ように全員一律で支給される会社はあまりありません。
・各クラスの最低賃金は、業界全体と比較としても著しく低いものでなく、
また、該当期に成果を出せれば、十分な報酬を得られると考えていること。
引き続き、
・新制度案全体へのご意見
・新制度案を見て期待できたこと/不安に感じたこと
・上長との質疑で納得がいかなかったこと
・説明が不十分で理解できなかったこと
などのご意見をいただければと思います。
新評価報酬制度に関する交渉につきましては引き続き組合HPでお伝えしてまい
ります。
2012年03月14日 8:28 PM