新評価報酬制度協議内容共有会の議事録

4月23日に実施した新評価報酬制度協議内容共有会において、いただいたご意見と組合見解を掲載いたします。

日時:2012年4月23日 18:30~20:00
場所:セミナールーム
参加者:組合員:6名
    執行部:池田、齊藤、野本、梅林、東原、中野、斎藤
※参加者のご要望により、一部掲載を控えております

■新評価報酬制度(質疑応答+見解)

・QAの内容は、人事と同意した内容か。
⇒その通り。(組合)

(会社からの説明について)
・個別の説明会はあったが、その場は要望をあげる機会ではなかった。
⇒それは会社側と認識の違いがある。意見があれば、直接or目安箱に入れてほ
 しい。(組合)

(クラス分けについて)
・クラス分けに関して、上級以上と一般以下が3:7に一律で固定するのは現
 状にあっていないのではないだろうか?また、正しく行われてもいないと感
 じる。
⇒1人の上級以上に対し2名の部下がつくようなイメージで3:7となっており、そ
 の点については合意している。また、結果として上級以上が27%となった
 ことについては、是正方法について会社側と協議している。(組合)

(クラスの通知について)
・クラス通知についてはメールで連絡が来ただけ。過去にSA、Aを取っていたが
 急に一般クラスになったケースもあると聞いている。クラスになった経緯が
 全く伝えられていない。
⇒上長が説明はしていないのか?(組合)
 ⇒なかった
  ⇒クラスの通知については、本人に直接説明する必要があると考えている。
   その点については会社に是正を求める。(組合)

(制度について)
・評価による増減幅が大きいため、安定した生活を送ることが出来るかがとて
 も不安である。家のローンも安心して組むことができない。

⇒本制度を導入する際に、総原資を維持することを確認しており、一般
 の一番下(25pt)でも年収430万程度(ファミリーアシスト給付・残業代含まず)
 あり、生活できないレベルではないことを認識している(組合)
⇒ただし、インフレ等の市況を踏まえ、安定した生活を送ることができない状況
 があるようであれば変更していくよう要望をあげるつもりだ。(組合)

・組合員同士のコンフリクト(衝突・対立)が起きる制度になっている気がす
 る。成果主義への反省が叫ばれている中、ニフティは時代に逆行していると
 感じる。新制度は変わったが、評価する人間が変わらない。
⇒評価者のレベルアップについては、組合としても要望をしている。
 また、評価者へのマネジメント研修を実施する事については人事部に確認し
 ている。(組合)

(上長評価について)
・360度評価はなぜやられないのか。
 シビアな評価制度を導入した上では、下からの評価を意識せざるをえないと
 感じる。研修だけではなく、評価者への評価も必要だろう。
⇒組合員に対して求めることと同等またはそれ以上のことが評価者(幹部社員以上)
 に求められるのは当然のことと考える。今後、運用チェックを厳しく行っていくつも
 りである。その評価者の評価の手法として360度評価にするかどうかは別の議論だ
 と考えている(組合)

(管理職の人事制度との整合性)
・一般社員だけでなく管理職も一般社員への降格など入れ替えが行われなれる
 ことは必要だろう。
⇒管理職の組合員への降格についても検討された。しかし、組合員への降格は
 そのまま組合に守られる立場になるということにつながる為、見込まなかっ
 た。

(導入までのプロセスについて)
・今回の制度導入は、これまでの総決算になるだろう。事前説明だけでは全く
 分からず、クラス通知されるまで生活にかかわるほどのインパクトがあると
 は思わなかった。
 労働組合が組合員の同意や権利の委任がなく合意をしてしまうのは、無権代
 行だと感じる。大がかりな変更なので、組合員への内容把握と意見汲み取り
 が必要だったのではないか。
・人事側は経過措置を行うことで、不利益変更に対しての対策をしていると感
 じる。一方で労働組合側は、合意形成までの準備が不十分な気がする。
・これだけ早く合意したので、組合として、制度導入向けての意志があると考
 えていたそれを教えて欲しい。
・組合として、問題意識と危機意識を持っていただきたい。

⇒制度の説明・周知徹底は会社側でおこなうことに意義があると考えている。
 また、その説明に対しての意見や疑問があれば、組合でも目安箱や執行委
 員への相談を受ける旨のご連絡をしていた。
 皆さんのご意見を受けて、組合員と直に意見を聞く機会を設けていきたい
 と考えてる(組合)
⇒定期大会で信任を受けた執行委員で議論を行い、様々な視点でのチェック
 を受けた上で導入にいたっている。
⇒ニフティ株式会社がおかれている経営環境は非常に厳しく、ISP事業を中心
 とした現状の収益構造では今後の継続的な発展は難しく、事業構造の転換が
 必要であるという認識は春闘交渉や労使協議で毎年のように確認している。
 これまで組合員から成果と能力が適正に評価される制度を導入すべきという
 声も挙がってきており、ニフティ労働組合としては、将来を見据え、雇用や
 賃金レベルを維持した状態で制度変更を行うことができるのは利益が出てい
 る今のタイミングがリミットであると考え導入に至った。

(評価会議について)
・評価会議が十分に機能していないのではないか。
 評価会議がどのような判断をしたのかがよく見えてこない。
⇒評価会議の内容については、上長のフィードバックが重要と考える

(今後の実態調査について)
・制度導入までのプロセスに不安を覚える。組合員へのアンケートをとってほ
 しい。結果は随時経過報告をしてほしい。アンケートの中でも可能な限り情
 報開示をしてほしい。
⇒組合としても制度の運用チェックのために、アンケートは実施していきたい
 (組合)

(情報の公開について)
・本日出ていない人たちに対しては、情報公開する予定はあるのか?
⇒要望があれば公開していく(組合)

2012年08月01日 5:45 PM