和田副社長とのES向上ミーティング議事録(7/27)
組合員の皆さまこんにちは。
先日(7/27)、和田副社長と第2回のES向上ミーティングを開催いたしました。
議事録としてご報告いたします。
次回の予定は今のところ未定です。本議事録内容についてご不明な点や
ご意見ありましたら[ 組合目安箱 ]までご投稿ください。
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副社長対話会議事録
■日 時:2006年7月27日(木)13:00~15:00
■場 所:9階ミーティングスペース
■出席者:会社側:和田副社長、高山副グループ長、藤本
組合員:サポートシステム部 松本、JQA推進室 野本
執行部:大橋執行委員長、野田副執行委員長
長谷部、依田、金子、下村、長坂書記次長(記)
(以上12名・敬称略・以下同様)
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■討議内容
◆人数不足によって更新作業などの細かい作業が多くなっている。そのため、
戦略やマーケティング、競合他社分析などに充分な時間が当てられない。(下村)
・仕事の質にはA、B、C、Dの4段階がある。Dは単純作業で段階が上がるにつれ
Aの頭脳作業に移っていく。この段階を上っていくためには「スパイラル」を
回していかなければならない。「スパイラル」とは何か?「PDCA」サイクル
である。仕事をする時はかならずPDCAサイクルを回さなければならない。
このPDCAサイクルを回した時の円の広さが広ければば広いほど良い。
どのように広くするのか?「経験」することである。経験とは何か?
行動して実行し、実感して考えることである。経験をともなわないPDCAはムダ
である。PDCAサイクルを常に意識して経験を積み、仕事の質を高めるように。
(和田副社長)
◆社員アンケートの「全社一丸の雰囲気が無い」という部分や、JQA社内
アセッサーとしてSBGをアセスメントしている立場から考えるに、
ニフティには戦略・顧客が明確化されていないのか、共有化されていない
ように感じられる。またSBGは特にそのあたりが顕著だと他のグループ員
から見られている傾向が強い。その点についてどう考えているか?(野田)
・顧客については難しく考えすぎである。我々はインターネットという大海の
中で生きている。ニフティはその中の島である。その島の中にいるヒト=会員
は外のヒトよりも大切にしなければならない。
しかしその島の中のヒトだけを大切にするだけでは成長しない。そのため外の
ヒトもターゲットにしなければならない。(和田副社長)
・SBGが特殊に見られているのは、他のグループに比べてビジネス形態が
異なるためであろう。IBGやCSGは会員のヒトをターゲットにしている
ため、ある意味確実性が求められる。
しかし、SBGは顧客像が広く、何がヒットするのかわからない部分もあるため
3割打者にならざるを得ない。そのあたりの違いが違和感につながるものと
考えられる。(和田副社長)
→現実的に3割打者になることは難しい。(野田)
→ぜひ3割打者を目指して欲しい。そのためのヒト・モノ・カネは融通する。
利活用分野の担当はその道のプロでなければならないと考えている。
(和田副社長)
・戦略は湧き上がるべきである。上から落とすだけでは、実のあるものはできない。
実のある戦略にはコンセンサスが必要である。コンセンサスを得るには、現場
の活動に上もコミットすべきである。そういうフラットな形が大切である。
戦略の主体は現場にある。仲間と議論をして、良いモノを見出して欲しい。
それこそが戦略の源泉である。(和田副社長)
→SBGにはそのような文化は少ないながらもある。しかし現状に至っている。
なぜだろうか。(野田)
→おそらく「リソース不足」と「コンフリクト」から発せられるものであろう。
リソース不足により、現場で発案されても実行までに至らず、PDCAが
まわせない。そのため戦略の源泉になりえていない。
特に開発にヒトを回さないと崩壊するという危機感を抱いている。
コンフリクトの最大の発生要因は「無理解、無関心」である。これを解消
するのは「コミュニケーション」である。全社的にコミュニケーション不足
を感じている。横の連携、上との連携は大切にして欲しい。(和田副社長)
◆副社長は、「会社の危機的状況」とおっしゃっているが、これまでその状況に
関する説明が少なく、社員はその状況を危機的と捉えていないと感じている。
どのようにそれを伝えるのか?(長坂)
→日々収入がある(ストックビジネス)ことに加え、お客様に直接会っていない
ニフティは、危機的状況に気がつきにくい。
ISP事業の安定した収入は、あと数年しか持たない。
また、会社の売上の88%がISP事業ということが非常に問題である。
危機を感じ取らせることが最初の仕事と感じている。そういったことを、
ESミーティングを通して社員に伝えていきたい。(和田副社長)
◆ベンチマークについて、「Yahoo!と楽天」とおっしゃっているが、その根拠は?
事業内容がニフティと異なる部分が多いのではないか?(金子)
→同業界にいる他社は、すべて競合である。どんなに先行されていようとも、
競合は競合である。諦めたら終わりである。何週遅れでも追うべきた。
ベンチマークとは、過去の実績ではなく、その会社の全て(戦略、評価制度
人材、次なにをしかけてくるか?)を比較し、指標とすることである。
また、部署によって(接続サービスならYAHOO!BB、ショッピングなら楽天)
ベンチマークが変わっても良い。(和田副社長)
→ベンチマークを通じて敵をしれば自ずと自分も見えてくると思う。
現段階で感じているニフティの強みはなにか?(野田)
→まだYahoo!や楽天に勝てるような強みは感じていない。しかし社内で
話をしていて面白い人材はたくさんいると考えており期待している。
(和田副社長)
◆NGN(Next Generation Network)時代が来るとISPの役割は小さくなると
一般的に言われているがどうやって勝ち残っていくのか?(長谷部)
→脅威には感じている。勝ち残るために、ニフティの付加価値を感じてくれる
会員をがっちりつかんでおく必要がある。
またISP事業と利活用分野の売上比率を50:50にしなければならない。
ISP事業で食べていけるのは2015年で終わる。それに向けて06年から
08年の攻防が鍵である。いまのストックでも3年は食っていけるがそれは
許さない。自分だけでなく、親会社もそのように言っている。
収益の50%が利活用分野になればニフティは極めて健全な会社になる。
(和田副社長)
→負の信用が無い。健全な印象があるのがニフティの財産でもある。
ただしそれだけでは食べていけない。
自分からすると、なぜこんなに競合に水をあけられているのか?そのような
状況下でなぜ内部でもめることがあるのか理解できない。
ベンチマークして、競合の脅威を肌で感じてないからではないのか?
このあたりを今後は念頭において欲しい。(和田副社長)
以上
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2006年08月10日 4:55 PM