和田副社長とのES向上ミーティング議事録(9/21)
組合員の皆さまこんにちは。
先日(9/21)、第3回のES向上ミーティングを開催いたしました。
議事録としてご報告いたします。
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副社長対話会議事録
■日 時:2006年9月21日(木)13:00~15:00
■場 所:9階ミーティングスペース
■出席者:会社側:和田副社長、高山副グループ長、南里課長
組合員:営業部 横山、MOOCSビジネス部 山田、ネットソリューション部 大角
執行部:センター運営部 芹澤(記)
(以上7名・敬称略・以下同様)
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□質問事項
1.営業部:横山
広告ビジネスにシフトするという方針声明は出ているが、
具体的にリソースのシフトなども行われているようには見えない。
2.センター運営部:芹澤
会員に対するサービスなどがクローズアップされているが、
悪質会員(規約違反者)などに対する対応はどう考えているのか。
ニフティとしてのガイドラインの整備と業界団体との連携を
強化していく方針で問題ないか。
3.ネットソリューション部:大角
ページビューUPと顧客満足度の関連性がよく見えないが、
問題ないのか。
4.MOOCSビジネス部:山田
コミュニティビジネスで利益を得るために、
もっと横連携を高めたほうがよい。
もっと下の等級の人間にも権限を与えてたほうが、効率よく
連携できるのではないか。
□副社長の回答
■1.営業本部の意識が最も重要■
リソースの動きが見えないと言う前に、自ら動くのが営業である。
ISP事業をいきなりやめるわけではないので、
その部分のリソースをいきなり薄くすることはありえない。
日本の全ひかりユーザの20%を接続会員として、
維持することが目標である。
それができなければ、富士通グループ内での
存在意義もない。
SNSの大手企業タイアップ(東芝や松下)なども視野に
入れた戦略を今後は営業本部が責任を持って行うべきである。
例えば富士通では、カスタマーデスクが最も影響力を持っている。
それは、ユーザのニーズや、顧客の反応などを受けて、
サービス全体を考えられるポジションにいるからである。
また、やり続けることが大事な場合もあることを
営業は忘れてはならない。
ニフティという会社はムードで動きすぎるところがある。
今、不調だからやめればよいというは短絡的すぎる。
同業他社と比較して、競り勝つことで、
大きな利益を獲得できる可能性があるものを諦めるべきではない。
いかにして勝つかを考えたときに
すべての部署が同じ認識のもとに動くことが必要不可欠である。
サイトパワー(ページビュー)にどういった貢献をするのか、
またそれを利用した広告ビジネスをどう広げるのかなど。
■2.規約違反者への対応はガイドラインを明確する■
今後、動画配信サービスなども開始されると、今以上に、
著作権違反や権利侵害案件が増えることが予想されている。
迷惑メール対応やWinny対応などでは、
OCNに続いてニフティは日本の先頭集団でいることができた。
今後もそいうった団体と連携して遅れないようにしていくべき。
社内で専門の体制が必要なら、上司に相談して早急に作ればよい。
2ヶ月あれば十分作れる。
今後はフリーメールもリリースされるので、
メールを媒介にしたいろいろな問題が起こるはずである。
特にメールサポートは柔軟に対応できるように準備する必要があり、
今年度中整えておくことが大事。
動き出している程度では意味がないので、
会社の動きについて来れるように迅速に動くこと。
■3.顧客満足度を忘れたわけではない■
満足度を上げる対象をニフティ会員のみに絞ったことについては
方向性の違いを社長も認めている。
今までは、顧客満足度が上がればページビューも増えて、
結果会員数が増加すると考えていた。
しかし、それでは実際はとても難しい。
ニフティ会員は減少傾向にあり、その小さい範囲の中で
顧客満足度を語っても意味はない。
ページビューが多いということは、それだけ利用されている
証拠であり、それが満足度を測る1つの指標となるはずである。
ヤフージャパンとヤフーBBをあわせると、
ほぼニフティと同じサービスを提供していることになる。
ページビューが50倍も差があるのでは、
その上で何をやっても負けてします。
つまり、まずはページビューをどうやってあげるか、
より多くの人にどう訪れてもらうかにかかっている。
ヤフーは約2000人に企業であるが、富士通は15万人がいる。
資金も人材もなぜもっと本体を利用しないかがわからない。
会社の危機感をもっと敏感に感じ取って、
使えるものはなんでも使うという感覚が大事である。
たしかに、ただ接続させていても満足度は上がらない。
NTTように、長期的なビジネス予測を早急に立てることが必要。
光の設備投資が終わった段階で、保守費が削減できる。
そして、人員をそれに適したものする一方で
サービスの充実に力を入れていく戦略とするはずである。
ニフティもページビューを増やし、顧客を増やし、
CRMを考慮した戦略をしていかなくてはならない。
その意味で、まずはページビューの増加にフォーカスしているが、
決して顧客満足度を忘れたわけではない。
■4.権限をあたえれば連携できるものでもない■
コンテンツ単体で売ることはもはや困難な状況である。
コミュニティビジネスで利益を得るという方向性は間違っていない。
そのためにはコミュニティとコンテンツとの連携を
もっとスムーズに太くつなぐべき。
SBGは一言でいうと仲が悪い。
権限を与えればよくなるというわけではない。
権限で仕事をするのではなく、仕事に権限がついてくるという
意識でやらないと人はついてこない。
等級などの考え方はルールさえ守ることができていれば、
権限とはほぼ関係ないところにある。
それぞれが適当に、他チームと調整していては
たしかに統制がとれなくなってします。
そのためにTLが必要なのであって、権限があるから
必要なのではない。
自分に実力があれば、権限はあとからついてくるもので、
それがないとぼやく前に、仕事をしなくてはいけない。
誠実さと責任感を持って業務にあたれば、
自然と連携などはできてくるはず。
□副社長の総括
1.営業がすべてをコントロールする構成を作る。
2.権限で仕事するのではなく、実力で仕事をしなくてはいけない。
3.この業界は日々戦いなので、毎日数値換算して意識すべき。
4.ひかり会員で、日本ユーザに20%確保を目標にする。
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2006年10月03日 4:24 PM